aif29612011988年6月26日、当時最新鋭エアバスA320型のデモを兼ねモンブランを周遊するルートのチャーター便として運航していたエールフランス296便が空港脇の森に墜落する動画です。この事故で乗員6名、乗客130名のうち乗客3名の死者、98名の重軽傷者を出す大事故となりました。事故原因は機長のヒューマンエラーによる説とエアバスの機体特性が原因だとする説があり、後に事故機の機長であったミシェル・アスリーヌは、「エアバスA320は、なぜ墜ちたか―パイロットのせいか、飛行機のせいか」を出版し反論しています。ただ、296便の機長が副操縦士の注意を無視しパフォーマンスの為に30フィート(約9m)もの超低空飛行を行った上、速度も非常に低い状態で飛行を行いていたのも事実のようです。
墜落!の瞬間―ボイス・レコーダーが語る真実 (ヴィレッジブックス (N-マ1-1))墜落!の瞬間―ボイス・レコーダーが語る真実 (ヴィレッジブックス (N-マ1-1))
マルコム・マクファーソン

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反論にあったエアバス社の航空機の機体特性については、特定の飛行モードにおいて高度が基準値より低くなった場合に、フライトコントロールシステムが滑走路への着陸アプローチに適した飛行制御を優先処理してしまうらしく、パイロットがいかなる上昇操作を行っても、フライトコントロールシステムが操作を無視し、一向に機体が上昇しないと言う状態に陥ることがあるようです。同日開催されていたエアショーはかなり大規模であった為、墜落の瞬間を取材中のテレビが多数撮影しており事故の模様は配信され全世界に衝撃をもたらしました。