KoreanAirFlight_801

1997年8月6日、韓国のフラッグキャリア「大韓航空」801便がアメリカ領グアムの「グアム国際空港」手前にあるニミッツヒル付近に墜落し、乗員乗客228人が死亡した事故写真。同機は韓国「金浦国際空港」発グアム国際空港行き「ボーイング747-300(HL7468)」。事故当時グアム周辺は大雨、目視による着陸が困難な為ILSによる誘導進入を想定していた。但し当日は空港システムが整備中のためにILSは運用は停止中であり、ローカライザーを用いた段階的に高度を下げるステップダウンフィックスでアプローチを行った。当時42歳の「パクヨン・チョル」機長はこの時いずれも指定高度割り込み降下を続け、空港からおよそ5キロメートル手前の二ミッツ丘に衝突、炎上した。事故原因は過労気味の機長の状態によるヒューマンエラーが大きく、大韓航空の過酷な勤務体系と飛行乗組員トレーニングの不足が浮き彫りとなった。救助隊によって発見された31人のうち16人が火傷等の重症、5名は病院と搬送中に死亡。墜落現場であるミニッツヒルには犠牲者を追悼し慰霊塔が建てられている。続きを読む