LOT767

2011年11月1日、ポーランドのワルシャワ空港で米ニューアーク発ワルシャワ行きのLOTポーランド航空(ボーイング767-300)が、車輪が出ない故障により胴体着陸しました。乗員乗客231人に負傷者はおらず全員無事でした。同機はワルシャワ空港に着陸しようとした際、機体の車輪が出ないトラブルが発生、およそ1時間上空を旋回し燃料を使い切った後胴体着陸を試みました。旅客機は、翼をほぼ水平に保ったまま胴体着陸し、白い煙と火花を散らしながら滑走路を進んだあと停止し、消防車が一斉に放水するなか、乗客たちは非常用脱出スライドから避難しました。
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加藤 寛一郎

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LOTポーランド航空はトラブルの原因について「車輪を動かす油圧系統がうまく働かなかったうえ、予備のシステムもフラップしか機能しなかった」と話しています。ワルシャワ空港は損傷した機体が滑走路をふさいでいるため閉鎖され、この日出発する予定だったポーランド航空の便は全便が欠航となりました。事故に対しポーランドのブロニスワフ・コモロフスキ大統領は、胴体着陸を成功させたパイロットに感謝の意を示すと共に、「非常に困難な状況にあっても効率的に連携してくれた」として乗客を称賛しました。