xb-70crash

1966年6月8日、試作超音速戦略爆撃機「XB-70(ヴァルキリー)」2号機とF-104Nが空中衝突し墜落した事故を撮影した連続写真です。当時ゼネラル・エレクトリック社のエンジンを搭載する機体を集めた宣伝用フィルム撮影が企画され、XB-70(AV2)を先頭に、T-38、F-4、F-104N、F-5の計5機がV字編隊を組む特別ミッションが行われました。ミッションでは全機にベテランパイロットが搭乗し慣熟飛行訓練の名目でエドワーズ空軍基地に召集。9時26分撮影は問題なく終了。全機帰投行動に移ろうとした際、右翼側のジョー・ウォーカーが操縦するF-104NがXB-70に接触し2枚の垂直尾翼を破壊しながら爆発炎上、パイロットのウォーカーは即死しました。XB-70は数秒後フラットスピンに陥りモハーヴェ砂漠に墜落しました。XB-70の2人のパイロットのうち機長のアルヴィン・ホワイトは脱出カプセルで一命を取り留めるも、副機長のカール・クロスは脱出できず亡くなっています。事故原因は密集飛行に不慣れなウォーカーのヒューマンエラーと結論づけられましたが、一企業の宣伝に非公式で協力していた軍の行動が問われる等、国防省や政治家を巻き込む大論争に発展しました。
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