2015年8月22日、イギリス・サセックス州ショアハムで開催された「ショアハム・エアショー2015」で展示飛行を行っていたホーカー・ハンターT.7(G-BXFI)墜落事故を撮影した写真と映像。事故機は13時20分、ショアハム空港から離陸。各種演目を行い予定飛行高度を下回る背面ループ宙返り中、幹線道路A27に墜落。この事故により11人が死亡、16人が重軽症を負う大惨事に発展する。ショーは英国空軍協会などの協賛で翌日も行われる予定が、事故を受けて中止。犠牲者の多くは路上車両や歩道を歩いていた一般人。操縦していたパイロットのアンディ・ヒル(51歳)は墜落直前に射出座席が作動し脱出。当時は重症だったが3ヶ月後には退院。現在も事故調委員会による取り調べと調査を受けている。
世界の傑作機 No.66 ホーカー・ハンター (世界の傑作機 NO. 66) by G-Tools |
事故機は1955年製造のイギリス空軍向け量産機F.4を1959年に複座型練習機T.7へ改修した機体。イギリス空軍より退役後民間に払い下げられ、複数の所有者間を移動しイギリスの実業家グラハム・ピーコック氏が事故時所有。アンディ・ヒルはデモンストレーションパイロットとして契約しており、彼はイギリス空軍在籍時代「ホーカー・シドレー ハリアー」を乗機としていた。除隊後ブリティッシュ・エアウェイズのキャプテンとしてエアバスA340、ボーイング757・767の民間パイロットとして勤務するなど飛行時間・経験共に優秀なパイロットとして知られていた。
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http://overdplanes.doorblog.jp/archives/40180325.html